DVの隠れたサインを明らかにする
~特徴的な言葉やフレーズ~

はじめに

 

DV(ドメスティック・バイオレンス)は、世界中の何百万人もの人々に影響を与える破壊的な問題であり、しばしば隠された問題でもあります。

 

その兆候は、身体的な痕跡やあからさまな攻撃性ほど明らかではないことがあります。

 

その兆候は、私たちが使う言葉や口にするフレーズの中に隠れていることがあります。

 

この記事では、DV加害者がよく使い、DV被害者がよく口にする、危険信号となる言葉やフレーズを特定し、意識を高め、タイムリーな介入を促す一助となることを目指します。

 

DV加害者の言葉・フレーズ

DVの核心は、権力と支配にあります。

 

加害者が使う言葉は、このようなテーマを反映し、操り、軽蔑し、恐怖を植え付けることを意図していることが多いものです。

 

以下はその例です。

「あなたは過剰に反応しすぎる」

この言葉は、ガスライティングの一種で、被害者に自分の感情や虐待に対する認識を疑わせることを意図しています。

「あなたに我慢できる人は他にいない」

これは、被害者を孤立させ、愛や尊敬に値しないと感じさせようとするものです。

「あなたがあんなことをしなければ、俺/私はこんなことにならなかったのに...」

これは典型的な責任逃れであり、虐待行為の責任を被害者に押し付けるものです。

「あなたは俺/私に借りがある」

支配的な行動を正当化するために、負い目を感じさせようとするものです。

「もしあなたが俺/私から離れたら、
俺/私は...」

加害者本人や被害者本人に対する脅迫は、被害者が関係から離れるのを防ぐための一般的な手段です。

「そんなにひどく傷つけていないよ」「本当は傷ついていないんだよ」

加害者が与えた身体的・精神的被害を最小限にとどめようとする言葉です。

「あなたはおかしい」
「あなたは想像している」

これらは典型的なガスライティングのフレーズで、被害者が自分の現実認識を疑い、不安に感じるように仕向けるためのものです。

「あなたは何もまともにできない」

加害者は、被害者を常に批判することで、被害者の自尊心を低下させ、被害者がより依存的になり、虐待の状況から離れられなくなるように仕向けます。

「どこに行っていたんだ?
誰と一緒にいた?」

これらのフレーズは、支配欲を反映していることが多く、虐待関係にありがちな独占欲や嫉妬心を示唆している可能性があります。

「俺/私が一緒にいてよかったね」

このフレーズは、被害者の自尊心を損なうことを目的としており、虐待を受けているにもかかわらず、加害者との関係にあることが幸運であるかのように感じさせます。

DV被害者の言葉・フレーズ

一方、DV被害者の言葉には、恐怖心、無価値感、孤立感、閉塞感などを暗示するものが多いものです。

 

虐待を受けていると明言はしていなくても、その言葉には被害者の苦悩が表れていることがあります。

「いつも不安で緊張して、
間違ったことをやってしまう」

このフレーズは、常に恐怖や不安の状態にあることを意味します。

「私のせいだ、
私が彼/彼女を刺激したんだ」

被害者は、虐待行為に対する責任を内面化することがあります。

「彼/彼女は本気じゃなかった」

DVの場面では、虐待を軽く見たり、加害者を言い訳にしたりすることがよくあります。

「私が不器用なだけ」

身体的虐待を隠蔽している可能性があります。

「話せない、聞かれるかも」

この言葉は、監視されることへの恐怖や、声を出すことで罰せられることへの恐怖を表しています。

「この人なしでは何も決められない」

これは、被害者の自主性がパートナーによって著しく制限されていることを示唆するもので、支配的な関係においてよく使われる手口です。

「なぜかいつも怒られる」

このフレーズは、感情操作の一般的な症状である虐待行為について、被害者が自分を責めていることを暗示している可能性があります。

「ストレスが溜まっているだけだ」

被害者はしばしば、虐待者の行動を言い訳にし、状況の深刻さを軽視します。

「彼/彼女が嫌がるから外出できない」

これは、虐待者が支配力を発揮し、被害者のサポートネットワークを制限するためによく使われる戦術である孤立の兆候かもしれません。

「彼/彼女は本当に私を愛している、
あなたは分かっていない」

これは、被害者が関係の虐待的性質について否定しているか、虐待者の有害な行為と自分の愛情の感情を調和させるのに苦労していることを示唆することがあります。

 

これらの言葉やフレーズだけではDVの証拠にはなりませんが、一貫したパターンを形成している場合は、さらなる調査や介入が必要であることを強く示唆していることに注意してください。

 

気づきを活かし、行動を起こす

 

これらの危険信号に気づくことは、命を救うための介入につながります。言葉遣いからDV被害者と思われる場合は、周囲の人達がやさしく懸念を伝え、地域のDV団体やDVホットラインを利用できるよう手助けすることを申し出ましょう。

 

DV加害者の典型的な言葉を使う人に気づいたら、そのサインを無視しないことが肝心です。このような場合、介入はより複雑ですが、地方自治体に警告したり、セラピーやアンガーマネジメントコースを薦めたりすることも1つの手段です。

 

自分がDVの加害者かもしれないと思う人は、変化は可能であることを理解することが重要です。自分の行動が有害であることを認識することが最初のステップです。暴力の連鎖を断ち切るために必要なツールや戦略を提供してくれる専門家や支援団体に連絡を取ってみてください。助けを求め、変化を起こすのに、遅すぎるということは決してありません。

 

私たちが使う言葉は、私たちの内面状態や他者への接し方を示す強力な指標となります。DVの言葉に敏感になることで、被害者と加害者を特定し、被害を防止し、より健全な関係を促進するために、私たちは自分の役割を果たすことができるのです。

 

誰もが尊敬と優しさを持って扱われる価値があり、誰もが人間関係の中で安全だと感じる権利があることを忘れないでください。

 

 

それでもDV・モラハラにお困りなら

SIAPROJECT代表の木村です。
あなたのお悩みを解決します。​

 

ホームページで公開している内容は、階段にたとえるなら一段目のようなものです。

 

最低限知っておいていただきたい内容だけを公開していて、“普通を超える内容”は公開していません。

 

二段目→三段目→……とステップアップしていくことで、DVやモラハラがしっかりと解消に向かうのですが、二段目以降は非公開で提供しています。

 

なぜ、二段目以降を(普通を超える内容を)非公開にしているのか? その理由は、普通ではない内容は一般の方に誤解されやすいですし、素人の方が下手に応用すると危険だからです。

 

今これを読んでいるあなたが加害者であっても被害者であっても、本気でDVやモラハラの改善に取り組む決意があるなら私がお手伝いします。

 

「普通ではないことをするから、普通ではない効果が出る」

 

この考え方に賛同できる方のみ、SIAPROJECTの有料サポート「エンパシーセッションプログラム」をご検討ください。エンパシーセッションプログラムは良い意味で普通のサポートではありませんので、普通に納得できる内容だけを求める方には他所のサポートをおすすめします。

 

今、DVやモラハラで悩んでいる方に特にお伝えしておきたいことは、知識だけではどうにもならない点もあることです。

 

DVやモラハラの発生パターンや改善方法がわかっても、実際に改善に向けて取り組んでいると心が折れそうになることもあるでしょう。DVやモラハラの改善では一時的に悪化することもありますし、絶望的な気分になってすべてをあきらめたくなることもあるはずです。

 

そんなときにプロのサポートを継続的に受けていると心の支えになり、間違った方向に行かずに済み、安定的にDV・モラハラの改善を進めることができます。プロのサポートを受けることには、そういったメリットがあることも覚えておいてください。

 

「DV・モラハラからの完全な脱却」は何年も継続してはじめて成功するものですし、一度おさまっても再び暴力的になることはよくあります。英会話スクールに申し込んで英語学習を確実に継続できるように自分を追いこむように、DV・モラハラ改善でもプロのサポートに申し込んでDVモラハラ改善を確実に継続できるように自分を追いこむことに価値があります。

 

継続を確実にするためにも、プロの力を借りることが重要です。ちょっとやそっとの勉強でDVやモラハラの改善に成功できると思っているなら大間違いですので、その点は甘くかんがえないように気をつけてください。

 

甘くかんがえないように注意していただきたい点は、一流の専門家の非公開知識と技術についてもです。

 

SIAPROJECTは10年以上活動していますが、代表の木村優一は365日休みなしで働いています。お盆休みもお正月休みもGWもなし。10年以上ずっとです。プライベートで旅行するときでも必ずノートパソコンとポケットWi-Fiを持ち歩き、旅先のホテルで必ず仕事します。暇さえあれば世界中から(特に欧米から)研究成果などを入手し、専門家として一流でありつづけるために日々学び、技術に磨きをかけています。

 

そうして日々、高みを目指していると、非公開の独自のノウハウも生まれます。「こうすればDVやモラハラが奇跡的に解消し、元通り以上の幸せなカップルになれるぞ!」とわかることもあり、それをSIAPROJECT内部(と言うより木村優一の頭のなか)に蓄積しているのです。

 

そのような非公開の独自のノウハウは、AI(人工知能)が学習していません。例えば、ChatGPTのようなものに質問しても、非公開のものまでは学習していないので出てこないのです。

 

もちろん、エンパシーセッションプログラムでは、そうした非公開の独自ノウハウもフル活用してサポートしています。詳しいことは話せませんが、AIが絶対できないサポートを提供しています。

 

一流の専門家のサポートが受けられるのは、今だけかもしれません。今は私(木村優一)がエンパシーセッションプログラムを行なっていますが、先ほど書いたとおり、私は10年以上ずっと休みなしで働いてきましたので、ある時点から弟子のような人達にまかせるかもしれません。そうなったら、私からのサポートは受けたくても受けられないことになります。

 

「ずっと休みなしで働いてきたから引退してのんびり過ごします。今後は弟子のサポートを受けてください」

 

とお知らせがあったら、そこでみなさんと私はお別れです(笑)。もちろん、弟子のような人達もがんばってくれると思いますが、私とは違うサポートになると思います。

 

今は、SIAPROJECT代表の私(木村優一)がエンパシーセッションプログラムを行なっています。(←この文章が消されていなければ、木村優一がサポートを提供しています)

 

いつまであるかわからないチャンスですので、エンパシーセッションプログラムへのお申込みを検討されている場合は、お早めのご検討をおすすめします。

 

 

 

関連するページのご紹介

こちらのページを読んだ方には、下記のページもよく読まれています。ぜひご一読ください。

お問合せフォームでお気軽にお問合せください

※セールス関連の電話が多いため、現在、お電話でのお問合わせは受付を停止しております。お問合わせはすべて、お問合わせフォームよりお願い致します。

050-3578-1050

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

050-3578-1050

※セールス関連の電話が多いため、現在、お電話でのお問合わせは受付を停止しております。お問合わせはすべて、下記のお問合わせフォームよりお願い致します。

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

新着情報・お知らせ

2024/4/8
2024/4/8
新しい記事を公開しました 
DV被害者のための自己肯定感向上日記ガイド
2024/4/8
新しい記事を公開しました 
DV被害者のための安全計画策定ガイド
2024/4/1
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律(令和5年法律第30号)が成立し、令和6年4月1日から施行されました。 
配偶者暴力防止法/内閣府男女共同参画局
2023/7/4
支払い方法をPayPalからのお振込みに一本化しました。
2023/6/29
2023/6/9
新しい記事を公開しました 
DVの後遺症を克服する方法
2023/6/4
新しい記事を公開しました 
DV被害者がDVに気づかないとき
2023/6/3
2023/6/1
新しい記事を公開しました 
DVのエスカレートを防ぐ方法
2023/5/24
2023/5/13
2022/10/13
エンパシーセッションプログラム(有料)の受付を再開しました
2022/09/09
DV・モラハラ改善プログラム(無料)の受付を再開しました
2022/08/19
よくあるご質問を掲載しました
2022/06/25
喜びの声を掲載しました
2022/05/03
ホームページを公開しました
2022/05/02
「サポートのご案内」ページを更新しました
2022/04/29
「概要情報」ページを作成しました

SIAPROJECT

住所

〒101-0032 
東京都千代田区岩本町3丁目11番8号